Category : Ogura Yui

Raise 感想


2012年7月18日発売.ゆいちゃんの記念すべきソロデビューシングルである.アニメ「カンピオーネ!」のED曲.発売当初、ゆいちゃんはまだ16歳であった。発売以降、LIVEのたびに歌われ続けたこの曲は、小倉唯さんの成長とともに変貌を遂げていく。「かわいさ」と「かっこよさ」の比率が変わっていくのである。時が経つにつれ、かっこよさが単調増加している(2020年現在)。CD音源でしか聴いたことがないという方は、ぜひともLIVEに行く、もしくはLIVE音源を聴いて欲しい曲である。果たして今後、どのように変化していくのか、楽しみな楽曲だ。


まず何よりイントロがかっこいい.ソロデビューに際して良い曲に当たったと思う. ゆいちゃんの低音から始まるAメロは,普段はあまり見ることができない凛々しさを感じさせる.当時ゆいちゃんは16歳である. 以下Aメロの冒頭の歌詞である.

花摘む楽園 風へと巻き込まれた

最初の"花摘む"のワンフレーズまではかっこいいのだが,次の"楽園"から,もうゆいちゃんの溢れ出る可愛さが抑えきれていないように感じる. Aメロはもうずっと可愛い.鼻腔から可愛さが漏れ出している.歌詞はかなり厨二なのであるが,もうそんなことは全然関係なく可愛い.


Bメロに入って可愛さは少し抑えられ(本当か?),再び凛々しさを取り戻す. 以下Bメロの最後の歌詞である.

自分に聞いて 答えを決める

全体的に高音になるBメロの最後で,ゆいちゃんのかっこいさはこの曲の最高潮に達する.


愛は 鳴りやまない歌

サビに入り,ゆいちゃんは再び可愛さの漏れ出す声で歌い出す.

試練与えては 試す神たちを

ここの部分にきて急に声が幼く聞こえる.ゆいちゃんが当時16歳であったことを感じさせられる部分である.

強くなるraise each other

この部分,完璧な日本語英語で歌うゆいちゃん.ここでもし完璧な英語の発音でゆいちゃんが歌っていたら,私の英語に大いなる影響を与えただろう. 少なくとも,"r"と"th"の発音は完璧になっていたでことであろう.そんなことはどうでも良いが,いつかゆいちゃんの"r"と"th"の発音も聞いてみたいと思う今日この頃である. サビは最後のロングトーンまで可愛く続く.


そして間奏,やはりかっこいい.


やがて2番Aメロが始まるが,今回は最初っから可愛さが溢れ出ている.

世界へ向かって ユラリと羽ばたくのは

はい.すごく可愛い.ここからウィスパーボイス怒涛の攻撃が始まる.2番Bメロまでずっと可愛い. そして2番サビに入るが,やはり1番サビと比べても可愛さがupしているように感じられる. Raiseは曲全体としてかっこいいクールな感じの曲であるが,ゆいちゃんが歌うことによってその雰囲気が可愛さによって揺らいでいる. 2番はそれが顕著であり,ゆいちゃんのポテンシャルが存分に発揮されている部分となっている.

Cメロもウィスパーボイスから始まる.可愛い.Cメロ最後の高音パートでは他の曲であまり聞くことができないファルセットを聞くことができる.


Cメロが終わるとラスサビ前のBメロが始まり,ここで1番のようなかっこいい感じに曲調が戻っていく. ラスサビは1番と同じ感じになっており,最後のロングトーンでかっこいく締められる.


最後になるが,Raiseで1番好きな部分は2番Aメロ後半である.やはりゆいちゃんはウィスパーボイスが反則級に可愛い.